司法書士試験での筆記用具選びは、とても大事です。
自分にあった筆記具を早めに見つけ、学習に集中しましょう。
記述試験用のボールペン
午後の記述試験では、かなりの筆記量とスピードを求められます。
普段の学習でも書く機会は多く、場合によっては手を痛めたり、腱鞘炎になったりする可能性もないとは言えません。
最重要の筆記用具です。年明けの答練・模試が始まる頃までには、使用するボールペンを決めておきましょう。
一般的にオススメされるのは、三菱鉛筆の「ジェットストリーム(JETSTREAM)0.5mm」です。私も普段使いをしていて、願書(受験申請書)もこれで書きました。
まずは、こちらを試してみるのが良いかと。
しかし、私の場合は筆圧が高いせいか、ジェットストリームでも長時間の筆記では手が痛くなってしまいます。色々と試した結果、最適だったのは――
使い始めはちょっとインクが多めに出る感じだったので、答練や模試・本試験では、ある程度使い込んだ状態にして使用しました。
ゲルインクはインクの減りが早いのですが、これはメリットです。というのは、勉強の達成感につながるから。私は1年半の学習で、レフィル(替芯)を16本使い切りました。ささやかな達成感ですけれど、こんな小さなことの積み重ねが試験の本質です(ちょっと大げさ)。
なお、手汗などによる水分には注意が必要。従来よりにじみにくくなっているとはいえ、にじみます。自分はティッシュを四つ折りにして、手の下に敷いていました(ポケットティッシュの持ち込みは可・2020年度試験)。
記述問題検討用のマーカー
記述問題の検討用には、三菱鉛筆の「ジェットストリーム(JETSTREAM)赤・緑 0.5mm」を使用。
はじめは答練などで「フリクションボールノック 赤・緑 0.5mm」を使っていたのですが、もう少し細字が良いと思うも、フリクションの0.38mmで素早く書くのは難しいと感じたので、ジェットストリームの3色(黒・赤・青のうち、青に緑の替え芯をセット)に落ち着きました。
三色ボールペンはインクの容量が少ないので、インクの減りは試験前に必ずチェックしておきましょう。
択一問題検討用のマーカー
PILOTの「フリクションボールノック 黒 0.5mm」を使いました。
問題をすべて解いたあとにマークシートを一気塗りしていたので、ペンから鉛筆への持ち替えは1回だけです。
一気塗りは少数派だと思います。午後択一には時間をかけられないので、一気塗りをしないのであれば、問題検討にも鉛筆を使ったほうが良いかもしれません。
また、普段の学習では、テキストへのアンダーライン引きには0.5mmの赤、書き込みには0.38mmの赤を使用しました。
択一試験用の鉛筆・消しゴム
マークシート用の鉛筆と消しゴムを使いました。特にこだわりはありません。
ただ、先のとがった状態では、マークに少し時間がかかります。午前は時間に余裕があるので、削り立ての鉛筆を使用。そのまま午後試験のマークに使うと、ちょうど良い感じでした(前述したように、問題の検討には鉛筆を使いませんでした)。
なお、試験要項(2020年度)にもあることから、マークシートの記入にはシャープペンシルではなく鉛筆を使用して下さい。
ペン・鉛筆の持ち方を矯正
私は筆圧が強いだけでなく、ペンの持ち方もおかしかったので、筆記を続けていると手が痛くなりました。
そこで、2020年向けの勉強を始めるときに持ち方を矯正しました(直前期に持ち方を変えるのはリスクがあるのでやめたほうがよいと思います)。
矯正するのに役立ったのが、プニュグリップ。100円ショップでも売っています。
転がりの防止にもなりますし、本試験でも鉛筆にはプニュグリップをセットして使いました。