司法書士試験:合格までの道のり

司法書士試験合格体験記

合格体験記をお読みいただく参考に、私の司法書士試験合格までの成績や勉強時間を書いておきます。

合格までの本試験成績

勉強期間

  • 第1期 2015年1月24日~2016年6月28日(学習時間:1681時間2分)
  • 第2期 2019年3月22日~2020年9月24日(学習時間:2024時間41分)

初受験は2007年度(H19)。以来、毎年連続受験していますが、短期挫折を繰り返し、ほとんど勉強せずにただ試験を受けるだけでした。

まともに勉強したのが通算で約3年(計3705時間43分)なら、早くもなく遅くもない合格なのかなと思います。なお、上記学習時間には答練・模試の受験時間も含まれています。

2015年度(H27・択一足切り)

午前 81点(27問) 基準点 90点(30問)
午後 30点(10問) 基準点 72点(24問)

2015年3月から、LECの「2016年向け 新全日制本科(根本正次講師・通信)」を受講開始。

この年の午前択一は異様なやさしさで、27問を正解したのにもかかわらず、基準点にはまったく届きませんでした。午後科目には手をつけていませんので、点は取れていません。

2016年度(H28・総合落ち)

午前 75点(25問) 基準点 75点(25問)
午後 78点(26問) 基準点 72点(24問)
記述 30.5点(不登 16.5点 / 商登 14.0点) 基準点 30.5点
総合点 183.5点 合格点 200.5点

午前択一・午後択一・記述のすべてが基準点に達しているにもかかわらず、総合得点が合格点に達しないことを、俗に「総合落ち」と言います。

2019年度(H31・午後足切り)

午前 81点(27問) 基準点 75点(25問)
午後 51点(17問) 基準点 66点(22問)

2019年3月から、TACの「2020年向け オートマチック1年総合本科生プラス(山本浩司講師・通信)」を受講開始。

総合落ちから約2年半後の勉強再開でした。午前は4か月ほどの学習で、ある程度リカバリーできたようです。

2020年度(R2・合格)

午前 102点(34問) 基準点 75点(25問)
午後 90点(30問) 基準点 72点(24問)
記述 36.5点(不登 21.5点 / 商登 15.0点) 基準点 32.0点
総合点 228.5点 合格点 205.5点

択一の点数「192」+記述の基準点「32.0」=「224.0」>「合格点」でした。記述の基準点さえ超えれば合格する状態、いわゆる「択一逃げ切り」です。

理想としていた結果でしたが、記述の出来がイマイチだったので、合格発表までは本当に不安でした。

学習時間は?

学習時間は細かく記録していました。俗に言う「スキマ時間」の勉強は全くといってよいほどしていませんので、正味の勉強時間です(ストップウォッチで計測)。

総合落ちから約2年半後に勉強を再開し、合格した2020年度(R2)までの学習時間は次の通りです。(単位は「時間:分」)

見てのとおり、一日10時間以上勉強するとか、そのようなことはありません。一日平均にすれば、3~5時間程度。そもそも若くないせいもあってか、極端に長時間の勉強は心身が追いつかずに無理でした。

なお、上記時間(講義外)には、模試・答練の受験時間も含まれています。

また、2020年4~5月に学習ペースが失速しています。これは予備校の1年講座を終えたあとの学習がうまくいかず、それに加えてコロナ禍での不安もあったかと思います。

5月18日に試験の延期が発表され、7月1日に延期後の受験日(9月27日)が発表されました。延期により、直前期の仕切り直しをすることができたのは、自分にとってはプラスでした。

私の合格体験記を参考にて欲しい人

私の受験歴や学習歴を考えると、私の合格体験記が参考になる人は、次のような方だと思います。

  • 複数回受験している方
  • 30~40代以上で、1日に長時間学習をするのが難しい方
  • 基準点付近の方
  • 初学者から一発合格を狙う方

一方、初学者から一発合格を狙う方には参考にならないでしょう(私が短期合格していないので)。

各予備校の合格体験記は短期合格者によるものが多いので、私のような中年ベテラン受験生の合格体験記によって、励みになる方も多いのではないかと思います。

法務省が公開している資料によれば、2019年度(H31年度)合格者の平均年齢は40.08歳で、30~40代が約7割です。

多くの方に私の合格体験記が参考になり、モチベーションの維持や合格に役立っていただけることを願っています。

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