「将棋世界 2017年6月号」感想

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将棋世界 2017年6月号

将棋世界 2017年6月号

「観る」将棋ファン歴、約10年。

いつもは斜め読みも、藤井四段が羽生三冠に勝利した非公式戦の自戦記が載っていたので熟読。

14歳とは思えない文章力に驚き。AIの活用によって、特に形勢判断が良くなったと述べられていたのが印象深い。ソフト研究=具体的な指し手を探す――と思っていたのだが、大局観への影響が大きいようだ。若手実力者の千田六段も、ある局面の評価値を当てる訓練をしていると言っていたので、「感覚」そのものをAIから学ぶという時代になっているのが面白い。

あとは、室谷女流が近藤四段(当時)に勝った対局の記事、将棋大賞の選考過程の記事も面白かったですね。

「怪奇小説傑作集 1 英米編 I」感想

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怪奇小説傑作集 1 英米編 1 [新版] (創元推理文庫)

怪奇小説傑作集 1 英米編 1 [新版] (創元推理文庫)

  • 作者: アルジャーノン・ブラックウッド,ブルワー・リットン,ヘンリー・ジェイムズ,M・R・ジェイムズ,W・W・ジェイコブズ,アーサー・マッケン,E・F・ベンスン,W・F・ハーヴィー,J・S・レ・ファニュ,平井呈一
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2006/01/31
  • メディア: 文庫
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定番の古典怪奇小説アンソロジー。

収録9編中、3作が既読。「猿の手」に至っては1年で4回目!となりました。

新版は文字が大きく読みやすいですね。読書歴の浅い自分には、1960年代の翻訳に読みにくさはあるものの、段々と味わい深さも感じられるようになってきました。知らない言葉の意味を調べつつの読書になるのですが。

「パンの大神」クラシカルなオカルト風味で良かった。まさに古典ホラーという感じ。

「秘書綺譚」は再読だけど、より面白く感じました。サスペンス感が好い。

【有栖が語るミステリ100】読了11作目
【東雅夫 ふしぎ文学マスターが薦める100冊 https://goo.gl/6TMs7H 】読了4作目

「エジプト十字架の秘密」感想

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エジプト十字架の秘密 (角川文庫)

エジプト十字架の秘密 (角川文庫)

ある一点からドミノのごとく論理が連鎖して解決していく描写がお見事。途中、少し退屈はしたのですが、解決編の切れ味は素晴らしいです。

クイーン警視の出番がほとんど無かったのはちょっと残念。あと、ジューナも!

ところで、絨毯の血痕にまつわるトリックを子供の頃に読んだ覚えがありました。でも、クイーンを読んだ記憶はない。読んでいたのはもっぱら乱歩・ホームズだったので、同じトリックがあったのかなあ。

【喜国雅彦・国樹由香「本格力 本棚探偵のミステリ・ブックガイド」】読了9作目

「アタゴオル 5」感想

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アタゴオル 5 アタゴオル玉手箱篇 (MF文庫)

アタゴオル 5 アタゴオル玉手箱篇 (MF文庫)

掲載誌も変わり、絵柄が丸っこく小さくなりました。

本文庫シリーズは作者による解説があるので、その辺りの事情も書かれていて興味深いです。宮沢賢治や稲垣足穂の影響が如実に表れているようですね。

掲載誌の一つである「コミックFantasy」は、何度か読んだ覚えがあります。懐かしいなあ。

「アライバル」感想

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アライバル

アライバル

アメトーークの「読書芸人」でカズレーザーさんが紹介していた本。

文章のない絵だけの絵本です(グラフィックノベルと称されている)。

移民の悲哀と希望がファンタジーの技法で描写されていて、読み手の想像力をかき立ててくれます。幻想的であるからこそ、読者はページをめくる手を止めて、しばし考え込むことになるのですね。

【金原瑞人 ふしぎ文学マスターが薦める100冊 https://goo.gl/6TMs7H 】読了28作目

「すべてがFになる」感想

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すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)

約20年ぶりの再読。

初読時は萌絵のキャラや登場人物の造形に辟易した覚えがあったのだけれども、いま読むと全然気にならない。いや、むしろ楽しい。たぶん自分の小説の読み方が変わってきたんだろうなあ。

そう思うと、瀬名秀明さんの解説も実感を持って納得できます。

また、初読時とは違ってプログラムの知識が自分にあるのも大きいのかも(出てくる専門用語は大体分かる)。

「理系小説」とは言えども、事件そのものは良い意味でハッタリが効いていて、古典的なミステリにも通ずるような味わいを感じました。

【本格ミステリ・クロニクル 300】読了23作目 1996年作

「七回死んだ男」感想

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七回死んだ男 (講談社文庫)

七回死んだ男 (講談社文庫)

時間ループというSF設定によって、主人公が事件を推理する探偵役になっているのが面白い。ループするごとに、各登場人物の言動を別の場所から眺めることになるので、一人称でありながら同時刻の別場面を描写できるのです。

ちょっと最後の切れ味が悪いかなあとは思うものの、きちんと伏線もあって、しっかり本格ミステリしているのは素晴らしいです。著者の本格マインドについては、あとがきでも語られています。

この設定で複数作家が競作したら面白いかも――と思ってしまいました。

【本格ミステリ・クロニクル 300】読了22作目 1995年作