「アレクサンダとぜんまいねずみ」感想

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アレクサンダとぜんまいねずみ―ともだちをみつけたねずみのはなし

アレクサンダとぜんまいねずみ―ともだちをみつけたねずみのはなし

素晴らしい絵本『フレデリック』と同じように、ネズミが主人公。フレデリックも傑作でしたが、こちらも傑作。

人間から忌み嫌われる「生きている」ネズミと、人間の子供から愛されている「おもちゃ」ネズミの友情譚。

クルッと価値観が反転するようなラストが好きです。余韻がうまれ、色々と考えさせられます。何度も同じ感想になってしまうけど、レオ・レオニの絵本はショートショートとしても面白いんですよね。

【光村図書 小学校教科書 国語 2年 紹介図書 平成27年度】

「ラン パン パン」感想

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ラン パン パン―インドみんわ (児童図書館・絵本の部屋)

ラン パン パン―インドみんわ (児童図書館・絵本の部屋)

インドの民話。日本の昔話やグリム童話とはちがって、なじみのない国の話は新鮮です。インド民話を読むのは初めてかも。

民話ではよくある復讐譚。桃太郎とかサルカニ合戦に通ずるようなストーリー。仲間の集め方が斜め上をいっていて、この発想は面白い。話もよくできています。

絵もエキゾチックな色づかいで、楽しくもあり美しい。昔話や民話はちょっと残酷なところもあるけれど、やっぱり面白いなあ。

【光村図書 小学校教科書 国語 2年 紹介図書 平成27年度】

「こいぬがうまれるよ」感想

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こいぬがうまれるよ (福音館の科学シリーズ)

こいぬがうまれるよ (福音館の科学シリーズ)

  • 作者: ジョアンナ・コール,ジェローム・ウェクスラー,つぼいいくみ
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1982/11/20
  • メディア: 単行本
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子犬の成長を出産から追いかけている写真絵本。白黒ですが、へその緒や羊水・羊膜と思われるものもしっかり写っています。母犬の様子や、まだ目や耳が開いていない子犬の様子。小5理科の教科書で人間の出産や胎児を習うので、それよりも低学年の子にぴったりの絵本かもしれません。

歩き始めた子犬の顔が可愛く、ソーセージという名前には笑ってしまった。

あと、子犬が乗っているポンド単位の郵便用はかり(当然アナログ)が目を引きました。目盛りに0→1/4→1/2→3/4→1と数字が振られてる。クォーターは日本にはあまりない感覚。米では25セント硬貨があるけど、日本で25円玉は感覚的になじみませんね。

【光村図書 小学校教科書 国語 2年 紹介図書 平成27年度】

「吉四六さん」感想

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吉四六さん (寺村輝夫のとんち話)

吉四六さん (寺村輝夫のとんち話)

吉四六さんという名前だけは覚えていました。大分に伝わるとんち話です。

少し前に読んだ一休さんとはちがって、こちらはずる賢く詐欺のような話が多い。現代の悪質商法や一連のオレオレ(振り込め)詐欺にも通ずるような。

落語やお笑い芸人のコントのように楽しむのが良いと思います。「時そば」みたいな感じ。面白いけど、かわいげはありません(笑)。「ひでえなあ」と思いつつ、楽しく読みました(笑)。

【光村図書 小学校教科書 国語 2年 紹介図書 平成27年度】

「猫が見ていた」感想

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猫が見ていた (文春文庫)

猫が見ていた (文春文庫)

  • 作者: 湊かなえ,有栖川有栖,柚月裕子,北村薫,井上荒野,東山彰良,加納朋子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2017/07/06
  • メディア: 文庫
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猫小説アンソロジー。

初読の湊かなえさんは実録(エッセイ)風。猫の行動の細かな描写で読ませる。

加納朋子さんがやっぱり好き。ちょっとイタいところもある二十代半ばの男性が主人公で、特有のアレな感覚が描けている。著者の感性がすばらしい。三十代半ばの女性が主人公の井上荒野さんの作品とは裏返しみたいになっていて、こうやって楽しめるのはアンソロジーのいいところ。

澤田瞳子さんによる巻末の「オールタイム猫小説傑作選」では、日本の作品が12冊紹介されている。既読はなかったけど、読むつもりの本が2作入っていた(耳猫風信社、猫を抱いて象と泳ぐ)。

あと、有栖川有栖さんの火村英生シリーズを本書で初読み。そろそろシリーズを読み始めないと!

「帝国書院 小学校教科書 地図」感想

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楽しく学ぶ小学生の地図帳 [平成27年度採用]―4・5・6年

楽しく学ぶ小学生の地図帳 [平成27年度採用]―4・5・6年

学校の地図帳と言えば帝国書院。

ただ、目が衰えつつある自分からすると、地名などの字が読みやすいのはUDフォントを採用している東京書籍版のほうですね。

子供の頃は地図帳を暇つぶしに眺めていたりしていたものですが、国名とか地名とか忘れていくばかり。ニュースや読書のお供に地図帳を活用するようにしようか。

北海道の「支庁」って、今は「総合振興局」に変わっているんですね(2010年)。北海道だけ支庁の境界線が引いてあって、子供心に北海道の広さを感じていました。

【帝国書院 小学校教科書 地図 平成27~30年度採用】

「東京書籍 小学校教科書 社会 6年下」感想

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新編新しい社会 6下 [平成27年度採用]

新編新しい社会 6下 [平成27年度採用]

子育て支援、震災復興、政治、憲法。国際社会。いわゆる「公民」ですね。ただし経済分野はありません。

大人の目線からすると、もうちょっと批評的・批判的な記述が欲しいところ。たとえば、子育て支援がテーマなのに少子化問題にはまったく触れていません。震災復興についても、政治がうまくいったアピールのような書き方が多い印象も受けます。

ただ、今は小学生でもネットですぐに調べられるので、教科書には載っていないようなことや、様々な意見を知る機会は昔よりはるかに多いはず。この教科書でも「ネットで調べよう」という記述は多くみられます。

原発事故については1ページを割いていました。これまで読んできた中では、初めてのまとまった記述です。

【東京書籍 小学校教科書 社会 6年下 平成27~30年度採用】