「もしも原子がみえたなら」感想

★読書メーター → https://elk.bookmeter.com/users/667041

もしも原子がみえたなら―いたずらはかせのかがくの本 (いたずらはかせのかがくの本 新版)

もしも原子がみえたなら―いたずらはかせのかがくの本 (いたずらはかせのかがくの本 新版)

これは素晴らしい科学(化学)絵本。

原子模型の絵で、空気中に含まれる分子が描かれています。そして、水の三態変化についても、分子模型で説明されます。

たとえ理屈が分からなかったとしても、目に見えない空気中に分子が存在していたり、あらゆる物質が原子で出来ていることを知るのは、刺激的で好奇心を呼び起こします。

巻末解説によれば、当初(1971年に旧版発行)、子供に原子模型を使って教えるような教育方法は批判を受けたそうです。今では教科書の紹介図書に本書が挙げられているので、時代が良い方に変わったのでしょう。

【東京書籍 中学校教科書 理科 2年 紹介図書 平成28年度】

「かわいそうなぞう」感想

★読書メーター → https://elk.bookmeter.com/users/667041

かわいそうなぞう (おはなしノンフィクション絵本)

かわいそうなぞう (おはなしノンフィクション絵本)

1970年刊(もともとの旧版は1951年刊)。

これは子供のときに読んだことを覚えています。戦時中、上野動物園にいた象の悲劇を描いた絵本。

子供の頃はおそらく「戦争ひどい!」と感じたと思うのですが、今読むと視点が大きくなって「人間ひどい!」という感想になるでしょうか。この絵本が創作されたのは70年近く前で、その間にずいぶんと動物に対する考え方も変わってきたと思います。

今では災害時に動物(ペットも含め)をどうするかということについて、時々話題になりますね。

【光村図書 小学校教科書 国語 3年 紹介図書 平成27年度】

「鳥 ニューワイド学研の図鑑」感想

★読書メーター → https://elk.bookmeter.com/users/667041

増補改訂版・鳥 (ニューワイド学研の図鑑)

増補改訂版・鳥 (ニューワイド学研の図鑑)

学研の図鑑を読むのなんて、いつ振りだろう。

同じ種類の鳥でも、エサが違っていたり子育ての仕方が違っていたりで、本当に生命は多様なんだな、と。

ホトトギスってカッコウの仲間だったのか。なので托卵するんですね。イメージが変わってしまった(笑)。

北極から南極まで移動する渡り鳥(キョクアジサシ)がいるなんて初めて知りました。すごいなー。

絶滅した鳥の紹介で「ドードー(1681年絶滅)」があって、実在したんかとびっくり(無知でしたw)。『不思議の国のアリス』に出てくることで有名な鳥ですね。

この図鑑には鳥の鳴き声CDが付いていますが、現在ではDVDやアプリで動画を見られるものが主流のようです。

【光村図書 小学校教科書 国語 3年 紹介図書 平成27年度】

「地球の声に耳をすませて」感想

★読書メーター → https://elk.bookmeter.com/users/667041

地球の声に耳をすませて ?地震の正体を知り、命を守る? (くもんジュニアサイエンス)

地球の声に耳をすませて ?地震の正体を知り、命を守る? (くもんジュニアサイエンス)

小学校高学年ほどから読める児童向け科学本。2011年12月の刊行で、東日本大震災が念頭に置かれています。

内容は中学校教科書や普段のニュースで知ることのできるレベル。所々に著者が地震学者を志した想いや体験などが語られていて、児童向けには良い記述だと思います。

台風通過による高波の振動が陸上の地震計に記録されて、ノイズとなるのは知りませんでした。精度の高さにびっくり。

そもそも地学は不人気科目な上に、地震・気象・火山は災害が絡むので、世間から批判を浴びる機会も多い学問分野。ただの知識本ではなく、研究者の思いが伝わってくる良書でした。

【東京書籍 中学校教科書 理科 1年 紹介図書 平成28年度】
【光村図書 小学校教科書 国語 5年 紹介図書 平成27年度】

「ロウソクの科学 世界一の先生が教える超おもしろい理科」感想

★読書メーター → https://elk.bookmeter.com/users/667041

ロウソクの科学 世界一の先生が教える超おもしろい理科 (角川つばさ文庫)

ロウソクの科学 世界一の先生が教える超おもしろい理科 (角川つばさ文庫)

古典的名著・ファラデーの『ロウソクの科学』をもとに編集された、児童向けの本(角川つばさ文庫)。

イラストはあるのだけれども、実験写真がないのは残念(でも、イラストはかわいい)。現代の子供向けにするなら、カラー写真も使って、図による説明やコラムみたいなのもつけて――となると、結局、教科書みたいになっちゃうのかな。ただ教科書には物語性がないので、物語性がある教科書みたいな再構成であればいいのに……と思ったり。

物語で学べる科学本は楽しいですし、こういった企画自体は良いと思います。

「ロウソクの科学」感想

★読書メーター → https://elk.bookmeter.com/users/667041

ロウソクの科学 (岩波文庫)

ロウソクの科学 (岩波文庫)

古典的名著と言われている本。

目に見えない空気の存在や組成・性質を、いかに目に見えるように示すか。今でも小学校や中学校で行われている実験と同じものもあって、現代に通ずる古典と言えます。

新訳や注解により相当読みやすくはなっているようですが、図が多少あるとはいえ、文章主体で分かりやすいとは言えません。この本に書かれている内容の知識を得たり理解するだけなら、今では実験動画を見たり、もっと分かりやすい方法はいくらでもあると思います。

それよりも、科学の黎明期における発見の驚きや喜びを感じることが大事でしょう。ロウソクの燃焼から始まって、最後に人間の呼吸につながっていくくだりは、科学と自分が一体となる劇的な効果を感じました。

【東京書籍 中学校教科書 理科 1年 紹介図書 平成28年度】
【光村図書 中学校教科書 国語 2年 紹介図書 平成28年度】

「むし歯のもんだい」感想

★読書メーター → https://elk.bookmeter.com/users/667041

むし歯のもんだい (福音館の科学シリーズ)

むし歯のもんだい (福音館の科学シリーズ)

1997年の発刊。今でも有用と思われる、虫歯についての科学絵本。

著者である先生自身の体験も書かれていますし、親の一方的な責任ではなく、親の役割と本人の責任の両方に言及されているのも良いところだと思います。

おやつの「ながら食べ」は良くない。わかってはいるけど難しい(笑)。

【光村図書 小学校教科書 国語 3年 紹介図書 平成27年度】