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「生ける屍の死」感想

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生ける屍の死 (創元推理文庫)

生ける屍の死 (創元推理文庫)

アメリカを舞台にした翻訳物のようなスタイルの大部で、読むのには時間がかかったけれど、それだけの価値はある快作。

死者が蘇るという世界観でありながら、ファンタジーではなくガチガチの本格物。なぜ蘇るのに殺すのか――という動機も含めて、論理で収束していく解決の手順が素晴らしい。

やや冗長な展開も、読み終わってみれば、この世界を構築するのに必要な記述だったと思えます。

著者作は初読なので、今後、他作を読んでいくのが楽しみです。

【本格ミステリ・クロニクル 300】読了15作目 1989年作 / 【有栖が語るミステリ100】読了8作目