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「綾辻行人 選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎 009」感想

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綾辻行人 選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎009 (講談社文庫)

綾辻行人 選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎009 (講談社文庫)

綾辻行人・選によるアンソロジー。

宮部みゆき「我らが隣人の犯罪」は、この話を軽妙なタッチで描き切れてしまうのが凄い。まさに筆力。

加納朋子の著作は「ななつのこ」「魔法飛行」などを読んでいました。収録作「裏窓のアリス」は連作で読んだほうが良さそうなので、元の短編集をいつか読もう。好きな筆致です。

唯川恵を初読。普段なら手にしないジャンルの作家なので、こういう機会に読めるのは嬉しい。収録作「過去が届く午後」はホラーとして良作だったので、短編集を読んでみたい。

泡坂妻夫「砂蛾家の消失」は本格ミステリの醍醐味あふれる作品。こういった作を楽しめる読者であり続けたい。

【きっかけ:綾辻行人作品を刊行順に読破中】次は「連城三紀彦 レジェンド 傑作ミステリー集」を読みます。

「アヤツジ・ユキト 2007-2013」感想

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アヤツジ・ユキト 2007-2013

アヤツジ・ユキト 2007-2013

雑文集。

YAKATA・暗黒館という悪夢を乗り越えて、Anotherのメディアミックス展開へ――といった感じ。

綾辻行人さん、小野不由美さん、ともに体調不良の時期があったようで。健康第一で、館シリーズラスト?の十作目をお願いしたいところです。小野さんも十二国記があと長編1作で完結でしたっけ。さすがに夫婦同時刊行で両シリーズ完結とはならないか、な。

ちなみに、小野不由美さんの著書は「東亰異聞」「魔性の子」は読んでますね。あと「十二国記」はアニメで観てました。

【きっかけ:綾辻行人作品を刊行順に読破中】次は「綾辻行人 選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎 009」を読みます。

「Another エピソードS」感想

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Another エピソードS (角川文庫)

Another エピソードS (角川文庫)

Another外伝――しかも幽霊の視点で書かれた物語とあって「怪談」として読んでいました。

そうしたら、そこはやっぱり綾辻作なわけで……

最終章でなんだか置いてきぼりをくらってしまい……

本書のOutroductionが、構造として「奇面館の殺人」のエピローグに重なって見えたりもして。うーん、それも違うかな。つまりは、読者として上手くハマれなかったんですね。

でも、軽装版に収録されている対談で「基本的にこれ、“見崎鳴は名探偵”というお話だから」と著者が語っているのを読んで、はっとしました。

最初からその視点で読めば、また違ってくるのかもしれません。Another2001が刊行されたら……いや、Another2009(予定)が刊行されたら、また読み直そうかな。技巧を味わいたい。

ふと思ったのは「鳴は名探偵」というタイトルいいなあって。「死の色」が見える特殊能力持ちという設定のドラマって面白そうかも(既にありそうな設定かな)。日テレ土曜ドラマ枠で。アニメでもいいか。Anotherとは全く関係ないけど(笑)

【きっかけ:綾辻行人作品を刊行順に読破中】次は「アヤツジ・ユキト 2007-2013」を読みます。

「綾辻行人殺人事件 主たちの館」感想

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綾辻行人殺人事件 主たちの館 (講談社ノベルス)

綾辻行人殺人事件 主たちの館 (講談社ノベルス)

ミステリーイベントの書籍化。イベント制作の舞台裏も描かれています。

<館>を擬人化?しての推理劇は、いろいろネタが散りばめられていてニヤニヤ。「<黒猫館>は遠方に住んでいる」なんてニヤリでしょう。<時計館>が時計の時刻合わせしてたり。

そして、有栖川有栖さんとの対談はやっぱり面白い。ますます有栖川さんファンに(短編1作しか読んでないのに)。とりあえずデビュー作「月光ゲーム」は入手済なので、綾辻作の読破が終わったら読みます! 学生アリス(4作)→作家アリスシリーズへと読んでいけばいいかな。

熱心な綾辻ファンなら読んでおきたい一冊。――まあ、この本を手にすること自体がファンの証みたいなものでしょうけど(笑)

【きっかけ:綾辻行人作品を刊行順に読破中】次は「Another エピソードS」を読みます。

「Another 0巻 オリジナルアニメ同梱版(漫画・清原紘)」感想

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Another 0巻 オリジナルアニメDVD同梱版 (カドカワコミックス・エース)

Another 0巻 オリジナルアニメDVD同梱版 (カドカワコミックス・エース)

マンガは怜子と理津子の、アニメは鳴と未咲の姉妹を描いて、本編へと続く前日譚的なストーリーになっています。

マンガは本当に絵が好いですね。同梱のアニメDVDはいわゆる「萌え」シーンで自分の閾値を超えてしまい、引いたところもありましたが、ラストは上手くまとまっていました。

本編を知っているだけに、キャラクターの内面や背景が描かれると切なくなります。ちょっと辛かった(誉め言葉です)。

【きっかけ:綾辻行人作品を刊行順に読破中】次は「綾辻行人殺人事件 主たちの館」を読みます。

「綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー 3」感想

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綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー(3)

綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー(3)

本書では、山田風太郎「赤い靴(妖異金瓶梅より)」が秀逸。エログロナンセンスだけど本格ミステリー。もう少し自分の読書力があがってスラスラと読めるようになるといいのだけど、それでも凄かった。

島田荘司「発狂する重役」は、あーそう言えば島田荘司ってこんな感じだった!と思い出して懐かしく。かつて御手洗シリーズの初期は読んでいました(龍臥亭事件ぐらいまで)。

このシリーズのおかげで、すっかり有栖川さんファンになりました。著作を読んでないのに(MJ2巻で短編を初読)。いつかまた企画を復活させて欲しいですね。

【きっかけ:綾辻行人作品を刊行順に読破中】次は「Another 0巻 オリジナルアニメ同梱版(漫画・清原紘)」を読みます。

「奇面館の殺人(上・下)」感想

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奇面館の殺人(上) (講談社文庫)

奇面館の殺人(上) (講談社文庫)

奇面館の殺人(下) (講談社文庫)

奇面館の殺人(下) (講談社文庫)

上巻読了時:
登場人物一覧がない! うーむ、なにかありそう。

館シリーズで一覧がないのは「十角館」以来です。以前に著者はこんな話を……

『十角館の殺人でデビューしたとき、テレビの二時間ドラマ化の話が(略)いったいどうやってドラマにするつもりなんだろうと、作者としては不思議に思っていたんです。登場人物みんなにバケツをかぶせるんじゃないかとか(略)、案の定シナリオ化の段階で「やっぱりこれはドラマにはできません」(笑)と』(本格ミステリー館・角川文庫183p・親本1992年刊)。

そうしたら、本書で登場人物がみんな仮面をかぶっちゃった(笑)

下巻読了時:
まさか初期のような作品がここで来るとは!

綾辻さんがデビュー当時からよく言っている言葉に「無邪気・稚気」があります。

本書の大仕掛けに、わざわざ難度の高い「名前」を使ったあたり。読者からのツッコミは分かったうえで、このような「名前」を選ぶという。

暗黒館が作者の原点なら、奇面館は館の原点なのでしょう。こんなにも技巧を凝らしているのに、その一点で評価を落としかねない。でも「あえて」突っ切る。

エピローグは無邪気でありたいという作者の想い。あとがきは読者への無邪気になろうよというメッセージでしょうか。

【きっかけ:綾辻行人作品を刊行順に読破中】次は「綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー 3」を読みます。